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同窓会と楽器博物館 [尺八雑談]

8月14日(土)中学の同窓会に誘われて田舎に帰省しました。
お盆のど真ん中なので道路は混むし、実家はお寺なので忙しいというこの時期は先ず避けるのですが、同窓の幹事の方より余興として尺八演奏を頼まれたので二つ返事で出席と相成りました。
14日早朝4時頃家を出発したら、東名高速道路は空いていて順調に静岡県入り、途中牧ノ原サービスエリアで大雨になり朝食をゆっくりといただきました。
磐田市に着いて駅近くのホテル駐車場に車を置き、会場の醍醐殿宴会場へ向かいました。猛暑の夏でしたが、ここ遠州地方は平らな地形に加え海からの風が吹くので東京よりは暑さは感じません。余興の打ち合わせのため1時間前に会場入り、幹事の坂口さん佐藤さん長谷川さんと打ち合わせをします。皆さん地元磐田市の公務員や学校の先生で頑張っています。

幹事.jpg

この同窓会はクラス単位ではなく学年全体で行うもので10年おきに開催されてきたそうですが、一昨年の3年5組同窓会と同様昭和45年卒業以来の再会となります。しかし幹事のご苦労の甲斐無くあまり集まらず60名程度の参加となりました。

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受付近辺にはもう出席者の顔が並んでいますが遠目にはまったく誰なのか判別できません。自分もそうですが頭の白いおじさんおばさん達の姿は年月を感じさせます。やがて昔の顔を思い出して苦笑い、相手もこちらを思い出しながらニヤッと笑う。顔と一緒に昔の学校の出来事がオーバーラップしてスローモーションで現実と回想が混ざり合う不思議な再会の瞬間が同窓会の醍醐味ですかね。

乾杯.jpg
竜中宴会.jpg

会場は1組から5組まで組ごとのテーブルが用意されていて、当時の担任の先生が来られるのですがもうお二人は亡くなっており、お盆という時期でさらにお二人が法事で欠席、来られたのは1組の坂本先生と音楽の長谷川先生のみというちょっと残念ではありました。
しかし乾杯後、料理と酒と昔話で会場は一気に賑やかになっていきました。
竜中校歌2.jpg竜中校歌.jpg
校歌を全員で唱和、覚えているもんですね。

先生のお話、ビデオ映写、近況報告などの後、余興と言うことで私の出番となりました。尺八というマイナーな楽器でどうやって宴席を盛り上げようか考えまして「流行歌で綴る卒業後」と題してその時その時に流行った歌をダイジェストで吹いて構成してみました。卒業した昭和45年は「走れコータロー」二十歳の成人式時には「シクラメンのかおり」私の結婚翌年が平成に年号が変わり「川の流れのように」21世紀となった西暦2000年には「孫」実際早い人はもう孫がいました。そして締めに「遠くへ行きたい」と20分ほどの独演会になってしまいましたが皆さん喜んでくれたみたいでアンコールまでいただきまして、ありがとうございました。その一部を聞いてください。

同窓.jpg


宴会は2次会へと移行し、組を離れて様々に話が飛びます。私、朝早い上に尺八の演奏で一気に酔いが回り、かなり酩酊状態でこのあたりからあまりよく覚えていません。
午前中から始まった宴会で5時頃お開きとなり、そのままホテルへ帰ってしばらくは寝ていましたね。
楽しいひとときでした、良い夏休みでした。

楽器博入口jpg.jpg楽器博太鼓.jpg
入り口ロビーに展示されている台車に乗った太鼓

翌日、15日は帰省ラッシュが終日ありそうなので今日は姉の所へ泊まることにして、せっかくの休日をフルに楽しみました。先ずは浜松の楽器博物館へ行ってきました。

浜松在住で尺八演奏他音楽のお仕事されている本司真山さんを無理してお呼びし、いろいろガイドしていただきました。この楽器博物館の設立に関していろいろとアドバイスもされたと聞いております。
本司さん.jpg
アジア展示.jpgオルガン.jpg
浜松はヤマハ創業の地、初期のオルガンが多数展示されています。

博物館に入ったフロアーはアジアと中近東の楽器、他に体験コーナーや特別展示の部屋があり、階下にヨーロッパの楽器、ピアノのコーナーなどが展示されていました。
中でも日本の楽器コーナーはもちろん尺八がお目当てですが、手にとって触れるわけではないので演奏者・製作者としては少し物足りないのはしょうがありません。カタログも別に販売しておりかなり貴重な尺八がありそうです。

邦楽器全景.jpg尺八陳列.jpg尺八写真.jpg
体験.jpg
体験コーナーには箏が置かれていました。

博物館の楽器を使用した演奏会、他に特別展示会などもあり尺八もその時には倉庫からいろいろと出されるそうなのでまた機会を見て来ようと思いました。一つ一つの楽器に歴史があり、本司さんの博識とうんちくに聞き入っているととても全部回りきれないので、結局アジアを中心に見て回り、ヨーロッパは時間とカメラの電池も無くなってさっと過ぎてしまいました。残念………
本司さんありがとうございました。
私.jpgポスター.jpg

博物館を後にして、故郷へ帰ると必ず訪れる遠州灘の海岸へ車を走らせます。
2年前に来た時より風力発電の風車が多く設置されているのには驚きでした。
快晴の海岸に佇み、海風の強い揺れに体を任せ、寄せては返す波の鼓動を感じていると……うーん至福の時です。ちょっとだけその雰囲気を映像でご覧ください。




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