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明治大学三曲研究部創部50周年記念演奏会奮闘記パート3 [明治大学三曲研究部]

さて、50周年の記念事業は演奏会だけではありません。創部以来600名近くを数えるOBOGの方々の住所を整理して配布する名簿作成委員会、50年の軌跡を後世に残す記念誌作製委員会、お世話になった方々への感謝と顕彰、OBOG諸氏に参集いただいての記念祝賀パーティー委員会など記念事業は膨大でありそれぞれに委員会を設けOBと現役が力を合わせて事務をこなしてきました。そしてこれらを運営し印刷や宴会準備に演奏会も含めてお金がかかります。記念事業実行委員会ではこの資金調達のため広くOBOG諸氏に賛助金の募集をお願いし、目標を上回る額の賛助金をいただくことができました。御協力本当にありがとうございました。

紫紺館.jpg


50周年記念祝賀パーティーは演奏会の終わった後、午後5時半より明治大学お茶の水校舎横に隣接している交流会館「紫紺館」で開催されました。演奏が終わり演奏会部門の私は達成感の放心状態と疲れで体が動かず、タクシーで会場へ向かったのでした。ちょっと遅れて到着したためご来賓の挨拶に間に合いませんでした。特に二代目尺八講師としてクラブの尺八指導をしていただいた青木鈴慕先生のお話しを聞けなかったのは残念でした。

記念誌.jpg記念誌②.jpg
受付で会費を払い記念誌を受け取ります。OB会長の小菅さん揮毫の「絆」の金文字が鮮やかに目に入ります。
内扉には懐かしいお茶の水校舎の記念館の写真に大学校歌が印刷されております。各代の幹事長の談話と昔のアルバムは長い三曲の歴史を如実に物語っておりました。


記念品の贈呈や祝辞など一通り行事が済んで、さあ乾杯です。昔話とお互いの近況、先生先輩への挨拶で話し声が渦を巻き、落ち着いて酒を飲んでいる暇がありません。料理も食べたのかどうか未だに記憶がない!カメラのフラッシュに気が付いて自分も撮り始めますが酔いも回って来て面倒です。この時写した写真は皆ピンぼけでした……。

宴会①.jpg3人.jpg

さて、青木先生へご挨拶にと思って見渡すと初期のOB達に囲まれうれしそうに談笑しています。

大学を終えた後就職せず尺八の専門家になるべく青木先生の門下に入ったのは昭和54年の春でした。
厳しい稽古としつけは今もって自身の邦楽界で生きる際の糧となっております。
ところが諸事情により15年程前鈴慕会を退会してしまったのです。
自身の進むべき道を模索し尺八製作も生きる道として決め始めた時期で大いなる決断でした。
その後一度もお会いしておらずこの日が15年ぶり再会となりました。
しかしなかなか言葉は出てきませんね。「ご無沙汰しております、船明です」「おー君か変わらないね」と言葉を交わしたかどうかのうちに、割って入って来た別の先輩に話を持っていかれてしまいました。そしてそのままお話し出来ず先生は途中で帰られました。うーんちょっと残念。
しかし、その昔厳しい稽古と歯に衣着せぬ批判で邦楽界のご意見番として恐れられた?頃から見ると柔和な顔で昔話に聞き入る先生の後ろ姿はちょっと寂しい!

青木先生.jpg

宴は大学校歌を皆で肩を組み大合唱するフィナーレを迎え、岩橋さんの「フレーフレー明治、フレーフレー三曲」のエールで幕を閉じました。そして解散という訳にはいきませんでそれぞれの代でグループが出来、2次会の場所を探してお茶の水駅近辺へ散って行きました。
我々も近い代の先輩後輩に声をかけ、近所の焼き鳥屋へ直行!
その際に恐れ多くも金津先生に声をかけた所快諾をいただき、皆で抱えるようにして店へなだれ込んだのでした。
毎度のことながら3次会までは記憶にありますが……。いやー長い1日でした。


その後7月3日に記念事業実行委員会の解散式がOB会長小菅さんのご自宅、新宿は法身寺で開催されました。

役員会①.jpg役員会②.jpg

この実行委員会のみの特別会計を清算し、各委員会より事業の結果と反省などが報告され、実行委員長の宇田川さんが総括して全てがここに終了となりました。
委員会のみの盛大な打上げが豪華料理を並べて開かれ、この時は話よりもしっかり料理を口に入れた私でありました。

役員会③.jpg役員会④.jpg





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湊山

初めて書き込みいたします。
本来、「尺八修理」の記事に書くべき事とは存じますが、とりあえず一番新しい更新の所を使わさせていただきます。
ご無礼、お許しください。
昨年12月から、新しい8寸管を使っております。
ようやく、安定してきて、今年12月の本曲コンクール本選は、こちらの管でやるつもりでおります。
ところで、そうと決めたら、急に割れが心配になってきました。
素人でもできる物理的な予防策、何か無いものでしょうか?
「水道のホースと蛇口を繋ぐ、金属製のジョイントで締めておいたらどうだろうか」などど馬鹿なことを考えたりしております。
テグスは、一番太いものを買ってきて試してみたのですが、どうもうまく巻けません。
ビニールテープだと、じきに伸びてしまうような気がします。

以下は戯言です。
11月に、ピアノ・フルート・ハープ・尺八で、4重奏をやることになりました。
会場は、大きな温室の中ですが、天気が悪いと、結構室温が下がってしまいます。フルートの様に、歌口と最初の穴までの距離を調整することによって、若干のピッチを調整をすることは、尺八では技術的には可能なのでしょうか?
カリで合わせるのは、どうしても厳しいですね。
by 湊山 (2010-10-04 18:02) 

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