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尺八本曲鑑賞会 於:法身寺 [高尾山・尺八本曲鑑賞会]

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CD 琴古流尺八本曲 吹き合わせ集 〜第2集〜 が発売されました。
¥2,500 購入お申し込みは船明まで。
funagiram@ca2.so-net.ne.jp  044-272-5020
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収録されている曲(下り葉の曲)の一部をお聞き下さい。


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6月7日(日)新宿にあります臨済宗の寺院「法身寺」で琴古流本曲の吹き合わせによる演奏会が開催されました。燭の会を主宰する橋本竹咏師の助演として2001年より参加して以来今回が8回目となります。
梅雨時のはっきりしない天気の続く中、奇跡的に快晴の日を迎え逆に暑い暑い日とはなりました。
法身寺は新宿区原町にあり東京女子医大の近く、ビルの乱立する中にあるこじんまりとしたお寺です。ご住職の小菅大徹師は虚無僧研究会の会長として虚無僧関係の資料収集と機関誌の発行を手掛け、寺の庫裏2階にそれらを展示した月海文庫を開設されております。まさに尺八本曲の演奏にはうってつけの会場といえましょう。

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今回は昼の部、夜の部の2回公演です。吹き合わせの演奏ということで各曲の編曲をどのように選択構成するかが毎回の聞き所といえましょう。
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お客.jpg


昼の部:
①鳳将雛(ほっしょうす)編者不明ですがこの曲あまり演奏されないようで面白くないのかなと思いきや、展開が現代的と言いますかちょっと毛色の変わった曲でした。
②転菅垣(ころすががき)初代納冨寿童編、尺八の手法コロコロを多用したにぎやかな曲。独奏部分を挟んで重奏部の響かせ方が上手い編曲でした。
③下り葉の曲(さがりはのきょく)木村友斎編、8寸と2尺の吹き合わせで地唄的なリズム感のある聞き易い曲ですね。
④巣鶴鈴慕(そうかくれいぼ)橋本竹咏編、鶴の巣篭もりと呼ばれる尺八曲の代表曲ですね。喉か舌を震わす玉音(たまね)という技法が特徴ですね。今回はお互いが吹く場所を担当し様々な掛け合い形式に編曲してみました。
昼の部終了したところでもう汗びっしょり!エアコンを入れると騒音が出るので演奏中は止めるためですが、うーんサウナでした。
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夜の部:
①下り葉の曲 昼と同じ曲ですがこちらは川瀬順輔編、共に8寸での演奏です。こちらの方が軽快で演奏は楽だなあ。
②秋田菅垣(あきたすががき)2世青木鈴慕編、両者2尺で吹き合わせてみました。この曲の編者鈴慕会出身同志だけに音質と表現は一番合っていたような....。
③雲井の曲(くもいのきょく)木村友斎編、この曲も地唄的リズム感のある軽快な曲。メロディーも編曲も奇麗で吹いていても楽しい曲です。
④巣鶴鈴慕 昼と同じ曲、編曲です。最後となって二人とも汗と疲労でグショグショという感じ、鶴の鳴き声が悲鳴に聞こえたというお客様の声も....。

6時半頃終演。大勢のご来場をいただきありがとうございました。

スタッフ.jpg
終了後スタッフとお客様、小菅大徹和尚を交えて打ち上げとなりました。皆様ご苦労様。小菅さんありがとうございました。
いやー、暑かった、ビールの美味しいこと!
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